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ライブ配信でコメントが来ない?答えやすい質問で場を温める型

江藤正親

江藤正親

アンリミテッドアム株式会社 CEO

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「ライブ配信を始めたのに、コメントが1つも来ない」「一人で話し続けて、だんだん声が小さくなる」。2026年10月14日には、ライブ配信を学ぶスクール「DORI LIVE MATE」の開講が発表され、対象として「ライブ配信を始めてみたい。でも、一人では不安」という人が挙げられていました(PR TIMES 2026-10-14)。始めたい人は増えているのに、画面の向こうの反応がないと続かない。多くの人が同じところで止まっています。

一方で、売り場としてのライブ配信は伸び続けています。2026年7月28日の発表では、日本の TikTok Shop でコンテンツ経由の流通総額のうち約60%がライブ配信経由でした(PR TIMES 2026-07-28)。

先に答えをお伝えします。コメントが来ないのは、話し方が下手だからではなく、質問の形が答えにくいからです。「AとBどっち?」のように1語で答えられる質問から始め、来たコメントは「名前を呼ぶ+短くまとめる+次の質問」で返す。この型だけで、場は温まり始めます。

書いているのは、1998年からECに携わり、延べ1000社を支援してきた江藤正親です。例に使うのは、私が監修するライブコマーサー育成講座 Live C の講座の中身です。

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なぜコメントが来ないのか

見る人にとって、コメントを書く手間が大きすぎるからです。「何か質問ありますか?」「感想どうですか?」と聞かれると、見る人は何を書くかを考え、文を組み立て、打ち込む必要があります。スマホの小さな画面でそれをやるのは、思った以上に面倒です。

講座では「コメントは売上の前提」と教えています。コメントが出ると場が温まり、場が温まると、あとから入ってきた人も残りやすくなります。初級の目安は「コメント率5%以上」、つまり見ている人の20人に1人がコメントを書く状態です。そこに届かないうちは、話の中身より先に、質問の形を見直します。

答えやすい質問の3つの形

講座では、答えやすい質問を「二択」「はい/いいえ」「診断」の3つの形で作ります。どれも、見る人が考えずに1語で答えられる形です。

二択「AとB、どっち?」

選ぶだけで答えられるので、一番コメントが出やすい形です。「頬と口元、どっちが気になる?」「朝派?夜派?」。数字の「1」「2」で答えてもらう形にすると、さらに書きやすくなります。

はい/いいえ「〜したことある?」

自分の経験を思い出すだけで答えられる形です。「冷凍の牡蠣、買ったことある?」「この色、持ってる?」。答えが「はい」でも「いいえ」でも、次の話につなげられます。

診断「当てはまる番号を教えて」

自分のことが分かる楽しさがあるので、見る人が自分から書きたくなる形です。「夕方に乾燥する人は1、朝から乾燥する人は2」と聞き、答えに合わせて選び方を変えて見せます。見る人は、自分のために話してもらえていると感じます。

形質問の例答え方次につなげる話
二択頬と口元、どっちが気になる?頬/口元気になる場所に合った使い方を見せる
二択生で食べる派?焼く派?生/焼く焼き方を実演する
はい/いいえ冷凍の牡蠣、買ったことある?ある/ないない人の不安に先に答える
診断夕方に乾燥するなら1、朝からなら21/2番号ごとに選び方を変える
二択今日はどっちの色を先に見たい?色の名前見たい色から見せる

来たコメントは「名前+要約+次の質問」で返す

コメントが来たら、名前を呼び、内容を短くまとめ、次の質問をつなげます。講座の例文はこうです。「◯◯さん、ありがとう!つまり、乾燥が気になるんですね。朝と夜、どっちが強い?」。

名前を呼ばれた人は、自分の言葉が届いたと感じて、もう一度書きたくなります。内容をまとめると、ほかの人にも話の流れが伝わります。そして次の質問をつなげると、会話が一往復で終わりません。この3つを回しているうちに、ほかの人も「自分も書いていいんだ」と感じ、コメントが増えていきます。

反対に、講座で悪い例として見せているのは、コメントが来ているのに商品の説明を続けてしまうことです。せっかく書いてくれた人が無視されたと感じ、場が冷えます。説明の途中でも、コメントが来たら一度止まって返す。そのほうが結果的に、商品の話も最後まで聞いてもらえます。

コメントが増えてきたら、返す順番を決めておく

コメントが読み切れなくなったら、全部を読むより、返す順番を決めます。講座で教えている順番は、次の4つです。

  1. 買う直前の質問(「どこから買える?」「サイズは?」)
  2. 誤解(間違った受け取り方をされているもの)
  3. 初めて来た人へのあいさつ
  4. 雑談

買い方の質問には先に答えます。「買い方の質問が来たので、先に説明しますね」と言って答え、答え終わったら「では、話を戻して」と台本に戻ります。厳しいコメントが来たときは、言い返さずに、気持ちを受け止める一言・個人差があること・事実の3つで返す定型を、あらかじめメモにしておきます。

今日やること

1語で答えられる質問を5つ書き、返し方を声に出して3回練習してください。

  1. 自分の商品で、二択・はい/いいえ・診断の質問を合わせて5つ書く
  2. 練習用のコメント(「乾燥が気になる」など)を1つ決める
  3. 「◯◯さん、ありがとう。つまり〜ですね。〜と〜、どっち?」を声に出して3回言う

講座のドリルでは、答えやすい質問のテンプレートを10個作り、返し方を整理するところまでやります。まずは5つで十分です。売れる人が質問にその場で答えている理由については、ライブコマースとは?売上の6割がライブの日本で売れる人の話し方もあわせて読んでみてください。

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よくある質問

ライブ配信でコメントが来ないのはなぜですか?

多くの場合、質問が大きすぎて答えにくいからです。「何か質問ある?」「感想どう?」は、考えてから文を書く必要があります。「AとBどっち?」のように1語で答えられる質問に変えると、コメントが出やすくなります。

コメントが来たら、どう返せばいいですか?

名前を呼び、内容を短くまとめ、次の質問をつなげます。たとえば「◯◯さん、ありがとう。つまり乾燥が気になるんですね。朝と夜、どっちが気になる?」のように返すと、会話が続き、見ている人も参加しやすくなります。

コメントが多くて読み切れないときは?

全部を読むより、優先順位をつけます。講座では、買う直前の質問、誤解、初めて来た人へのあいさつ、雑談の順に返すと教えています。買い方の質問には先に答え、答えたら台本に戻ります。

厳しいコメントが来たらどうすればいいですか?

言い返さず、あらかじめ決めておいた返し方を使います。講座では、気持ちを受け止める一言、個人差があること、事実の3つで返す定型を用意しておくことを勧めています。

場を温める型を、順番に覚えたい方へ

ライブコマーサー育成講座 Live C は、冒頭30秒の台本、コメントの生み方と拾い方、コメントが多いときの返す順番を、この順番で学ぶ講座です。全61レッスンの各レッスンにドリルがあり、提出するとすぐにフィードバックが返ります。エントリーコースの第1〜5話は無料なので、まずは自分にもできそうかを確かめてみてください。

出典

この記事を書いた人

江藤正親

江藤正親

アンリミテッドアム株式会社 CEO

大学卒業後、送電線建設会社、コンサル会社、メーカーと転職の後に独立。
1998年よりECスタートし、独立系ECコンサルタントとしては日本最古。
1999年よりネットショップ運営に携わり、立ち上げ1年半で月商4500万円を達成。3年連続楽天総合3位。200社を立ち上げから年商1億円以上に導く。
最高年商10億円。商品開発からシステム開発、広告プロモーションとEC経営とシステム開発にまつわる業務に精通し、運営も行う。
サポート企業は延べ1000社を超え17名のEC関連本の著者を輩出。
自ら著書3冊を持ち、新聞、雑誌など各メディアに寄稿。
2013年設立した一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会は、最新の日本と海外最新事例をECコンサルタントにアップデートしている。
2017年には、早稲田大学主幹の一般社団法人日本イーコマース学会を設立、大学にECのカリキュラムを構築。
直近では、多くのシステム開発を要件定義から開発、納品まで、直接クライアントとやりとりし、請け負っている。

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